うららか日和

美しい自然とつながり 心やわらかに感じたままを大切に

自然と調和する野菜作り

私の住んでいる地域も

暑さが和らいできて

昼間の風が爽やかで心地よく

なってきました。

 

夜はスズムシたちの

大合唱が聞こえ

セミの力強い泣き声とは違い

何だか可愛らしく

とても穏やかな気持ちになります。

 

そんな中、気になっていた畑に

久しぶりに行ってきました。

何をしに行ったかというと

畝立て作りに行きました。

 

自然農という

農薬や肥料を使わず耕さず

草や虫を敵にせず

生命に添い従い、応じ任せることで

豊かな実りをいただく野菜作りや

お米作りを実際にやっている

素晴らしい人たちがいることを

一年くらい前に知りました。

 

すぐにわたしもやってみたいと思い

本やYouTubeを見ました。

大きな機械も要らないし

女性一人でもやれそうでした。

 

 

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春ごろに種まきをしました。

 

ちょっと耕して種を撒けば

あとは自然に育ってくれるだろう

くらいに簡単に思っていたのですが

そううまくはいきませんでした。

 

周りの草の方が強く

野菜の芽が育たなかったり

虫に食べられたり

葉が大きくなっているなあと思ったら

栄養不足でそれ以上

大きく育たなかったりです。

 

たくさんの夏野菜が採れるのを

想像していただけに

がっかりもしました。

 

その中でも小松菜だけは

この土地と相性が良かったのか

たくさん育ちました。

 

たくさん出来たけど虫さんにも

葉がなくなるくらい

たくさん食べられました。

 

それでも虫食いの少ないのを

いただいて食べると

子どもから「美味しい!」と言われ

そんな時はうれしくなります。

無農薬のお野菜の方が

やっぱり美味しいですよね。

 

 

で、自然農での野菜作りも難しいなと

思ったりもしましたが

虫が来なくなったり

野菜ができるようになったりするには

2、3年かかるということも知りました。

 

草や虫たちが土をバランスの良い

状態にし豊かにしてくれているので

調和が取れるようにならないと

うまくいかないようです。

 

なるほどと思いましたし

諦めるにはまだ早いなと。

 

いろんな野菜が育ち

その中で喜びを感じている自分

という妄想も頭から離れず

畑のことが気になっていたので

それならば調和を心がけて

またチャレンジしてみようと

思いました。

 

野菜作りには向いてないのかなと

安易に思ったりもしたけど

やっぱり種から双葉が出て

本葉が出てくる時は

すごく嬉しくなります。

なぜだかこれは観葉植物と同じで

すごく幸せな気持ちになるんですよね〜

 

わたしって植物を育てている過程が

楽しいんだろうなって思いました。

 

他にも草を見れば何が足りて

何の養分が足りないのか

土地のことがわかるそうです。

 

ただ単にそこに草が生えているわけではなく

大地を調和するために必要あって

そこにその草が生えている

ということも知り

奥が深いなあと感じました。

 

 

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畑に行くと大葉が一株

立派に育っていました。

適当に植えた中にも育っていてくれた

ことに感激でした。

そして近くにはどこからか種が

飛んできたのかシソの葉

育っていました。

 

いろんな条件が揃えばちゃんと

自然に育つんでしょうね

虫にもほとんど食べられておらず

たくましく育っていました。

もちろん大葉はいい香りがするし

必要な分だけいただいて

お料理しています。

 

今度の野菜作りは観察しながら

丁寧に向き合ってみようと

思います。

心構えが前とは違うせいか

立派な畝ができました。

 

野菜や大地のことも学びながら

また種まきして育てていきたいと思います。