わたしの最終目標である
『父にわがままを言う』
ですが、なかなか行動できず
いつ言おうか。
何をお願いしようか。
急に言っても変だしな。
などと考えてしまって
言い出せずにいました。
でも、ちょっとだけわがままというか
甘えてみることにしました。
父の仕事の手伝いで二人で出かけたので
お昼ご飯を買いにお気に入りのスーパーに
行きました。
そこは新鮮で地元の農家さんの野菜など
売っている産直のお店で
お寿司のネタが新鮮で美味しく
父も気に入っているお店なんです。
せっかくだし、お昼ご飯は
食べたいものを買ってもらおうと
わがままを言ってみるチャンスかも!
と思い、父とお店に入りました。
店頭には旬のプラムや桃、スイカが
並んでいて
美味しそうでした。
すると父が
「スイカが美味しそうやん」
と足を止め
「スイカいるんか?いらんのか?」
とわたしに聞いてきました。
大きめの1玉のスイカで
中身の状態がわからなかったので
わたしの頭の中では
値段高いしな〜
買ってもらって、もし甘くなかったら
悪いしな〜
”やっぱりいらんって言おう”という
答えが出ていました。
これじゃあ、いつもと同じで
遠慮して強がってるだけなので
『スイカも欲しい!』と素直に言って
甘えてみようと思いました。
どのスイカが熟れているか
父にスイカを叩いてもらって
品定めをしてもらい
美味しそうないい音がした
というスイカを
「それじゃあこのスイカがいい!」
と言って買ってもらうことに
しました。
父はどんな顔をしてるのかなあと
見てみると
喜んでいるように見えました。
わたしの本心もスイカを
食べたかったので
買ってもらえて嬉しかったです。
そのあとお寿司を選んでいる時も
父の嬉しそうな感じが伝わってきて
喜んでくれている父を見て
わたしも嬉しくなりました。
素直に甘えれば良かったんですね。
帰ってスイカを父と半分ずつに分けました。
スイカが熟れているかの父の長年の勘?は
当たっていて
とってもとっても甘いスイカでした。